説明
3拍子が大半を占める第3部にあって、2/4拍子をとっているのがこの第8番です。「スウェーデン民族舞曲集」の一曲で、イ短調、約56秒、360音の中級曲です。曲集はスウェーデンの民俗舞曲にピアノ用の形を与えたもので、作曲者の名は伝わっていません。
イ短調の2/4拍子です。3拍子の舞曲が1拍目の重みと残りの2拍の流れで弾むのに対し、2拍子では強拍と弱拍が交互に来るため、足取りはより素直でまっすぐになります。音域はイ(A2)からト(G5)までで、左手は主音イの低い位置から伴奏を支えます。
拍子が違うことに気づくと、この曲の性格がつかみやすくなります。まず通常の速さで聴いて、3拍子の曲との違いを感じてみてください。弾くときは再生速度を下げて、強拍と弱拍の弾き分けを意識し、A-Bループでフレーズ単位に繰り返すと旋律の抑揚がそろってきます。手の色分けで左手の拍の刻み方を確認するのも有効です。61鍵の鍵盤に収まります。仕上がったら、3拍子の曲と続けて弾き、拍子の切り替えを体で感じてみるのもよい練習です。
特定の曲集に属さない単独のピアノ小品を集めたカテゴリ。多彩な性格を持つ作品が391曲並び、気軽に聴き比べられる
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伝統曲
「伝統曲」は特定の作曲家によらず、各地で伝承されてきた民謡や舞曲をまとめた分類です。本サイトには北欧の民俗舞曲をはじめ、地域や時代を超えて口伝えに継承された57曲を収録しており、クラシックの作曲家による作品とは異なる、土地に根ざした音楽の魅力を伝えています。作曲家名が特定されない点も、伝統音楽ならではの特徴です。
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