説明
和音をほとんど使わず、細かく動く右手と歩み続ける左手の2本の線が絡み合うニ短調の舞曲で、第1部の第8番にあたります。出典は1800年代初めのスウェーデンで出された全3部の民俗舞曲集『Traditioner af Swenska Folk-Dansar』で、農村の踊りの旋律を作り手の名を記さずに鍵盤用に書き留めています。演奏時間は1分弱です。
ニ短調、4分の3拍子。右手は8分音符と16分音符で細かく動き、最高音はD6に届きます。左手は8分音符を中心に歩みを止めず、低いD2まで下ります。両手とも和音はほとんどなく、2本の線が絡み合うように進む、すっきりとした書き方です。2本の線が交わる響きを聴き分けることも、この曲を味わう手がかりになります。
中級レベルで、59秒に424音と、同じ曲集の短い曲より音の密度が高めです。右手の16分音符を均等に並べることと、左手の8分音符の流れを途切れさせないことの両立が課題になります。まず再生速度を落として両手の線を手の色分けで追い、指づかいを決めてから元のテンポに近づけていくとよいでしょう。
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伝統曲
「伝統曲」は特定の作曲家によらず、各地で伝承されてきた民謡や舞曲をまとめた分類です。本サイトには北欧の民俗舞曲をはじめ、地域や時代を超えて口伝えに継承された57曲を収録しており、クラシックの作曲家による作品とは異なる、土地に根ざした音楽の魅力を伝えています。作曲家名が特定されない点も、伝統音楽ならではの特徴です。
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