説明
跳ねる付点のリズムをほとんど使わず、右手がほぼ8分音符だけの和音のない線をなめらかに歌うニ短調の舞曲です。長さは37秒ほどです。19世紀初めのスウェーデンで出版された全3部の民俗舞曲集『Traditioner af Swenska Folk-Dansar』の第1部第27番で、作り手の記録のない伝承の旋律が鍵盤用に書き出されています。
ニ短調、4分の3拍子。右手は和音を含まない単旋律で、ほとんどが8分音符で書かれた流れるような線です。左手は8分音符に2分音符や4分音符の長い音を交え、2音の和音で支えます。音域はA2からA5までの3オクターブです。跳ねる付点のリズムはほとんど使われず、なめらかに歌う旋律が特徴です。
中級レベルで、音数は216です。右手は8分音符が続く単旋律なので、音の粒をそろえ、フレーズに自然な抑揚をつけることが表現の中心になります。左手の長い音はしっかり保ち、右手の流れを下から支えてください。再生速度を落として右手の線をよく聴き、楽譜表示でフレーズのまとまりを確かめながら練習すると、歌い方の工夫がしやすくなります。
特定の曲集に属さない単独のピアノ小品を集めたカテゴリ。多彩な性格を持つ作品が391曲並び、気軽に聴き比べられる
「ピアノ小品」の曲一覧を見る →楽譜提供: Mutopia Project
作曲家について
伝統曲
「伝統曲」は特定の作曲家によらず、各地で伝承されてきた民謡や舞曲をまとめた分類です。本サイトには北欧の民俗舞曲をはじめ、地域や時代を超えて口伝えに継承された57曲を収録しており、クラシックの作曲家による作品とは異なる、土地に根ざした音楽の魅力を伝えています。作曲家名が特定されない点も、伝統音楽ならではの特徴です。
伝統曲の作品一覧を見る →