説明
1分ほどの中に546の音を詰め込み、1拍目に重みを置く3拍子の弾みに乗って休みなく流れていくト短調の舞曲です。スウェーデン各地の舞曲の旋律をピアノ用に編んだ「スウェーデン民族舞曲集」の第3部第2番で、部の冒頭近くに置かれた中級曲ですが、個々の旋律の作曲者は伝わっていません。
ト短調の3拍子です。スウェーデンの3拍子の民俗舞曲としてはポルスカが代表的で、この曲も1拍目に重みを置く舞曲のリズムで進みます。音域は低音のト(G2)から高音の変ロ(B♭5)までで、61鍵の鍵盤に収まります。1秒あたり9音近い密度があり、短い曲ながら音の流れは途切れません。
難しさは音の多さを3拍子の弾みに乗せたまま保つところにあります。指が回らない部分は再生速度を落とし、A-Bループで数小節ずつ区切って繰り返すと、運指が安定してきます。手の色分けで右手の旋律と左手の伴奏を見分け、左手が拍の重心を支えているかを確かめながら弾くと、舞曲らしい足取りが出てきます。仕上がったら通常の速さに戻し、左手の拍の上で右手が軽く弾む感じを確かめてください。
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伝統曲
「伝統曲」は特定の作曲家によらず、各地で伝承されてきた民謡や舞曲をまとめた分類です。本サイトには北欧の民俗舞曲をはじめ、地域や時代を超えて口伝えに継承された57曲を収録しており、クラシックの作曲家による作品とは異なる、土地に根ざした音楽の魅力を伝えています。作曲家名が特定されない点も、伝統音楽ならではの特徴です。
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