説明
約48秒に438音と、演奏時間に対して音数が多く、第3部の中でも密度の高い部類に入るイ短調・3拍子の中級曲です。「スウェーデン民族舞曲集」第3部の第6番で、この曲集はスウェーデンに伝わる民俗舞曲をピアノ用にまとめたもので、作曲者は伝わっていません。
音域は低音のハ(C2)からヘ(F5)までで、低い側に広く、高い側は控えめです。左手が低音域を受け持つ場面が多く、響きに厚みがあります。1秒あたり9音を超える密度で、音の流れがほとんど途切れずに続きます。
テンポを保ったまま最後まで弾き切るには、運指の安定が必要です。まず再生速度を下げて、左手の低音から和音への動きを確かめるとよいでしょう。手の色分けで左右の手が重なる箇所を見つけ、A-Bループでそこだけを繰り返すと、全体の流れが崩れにくくなります。最低音がちょうどC2なので、61鍵の鍵盤でも全音域を弾けます。低音の連続で響きが濁らないよう、左手の音を短めに切る箇所も確かめておくとよいでしょう。
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作曲家について
伝統曲
「伝統曲」は特定の作曲家によらず、各地で伝承されてきた民謡や舞曲をまとめた分類です。本サイトには北欧の民俗舞曲をはじめ、地域や時代を超えて口伝えに継承された57曲を収録しており、クラシックの作曲家による作品とは異なる、土地に根ざした音楽の魅力を伝えています。作曲家名が特定されない点も、伝統音楽ならではの特徴です。
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