説明
長い付点の音と細かな16分音符の対比が舞曲らしい抑揚を生む、38秒ほどのニ短調の小品です。『Traditioner af Swenska Folk-Dansar』第1部の第12番にあたります。19世紀初めのスウェーデンで出版されたこの曲集は、各地の踊りの旋律を鍵盤奏者が弾ける形で残しており、作者の名は記していません。
ニ短調、4分の3拍子。収録されたMIDIのテンポは4分音符80と、この曲集の中では落ち着いた設定です。右手は4分音符と16分音符を交えた旋律で、左手は8分音符の動きに付点4分音符の長い音を挟みます。音域は低いD2から右手のG5までです。短い曲ですが、長い音と短い音の組み合わせに舞曲らしい抑揚があります。
初級レベルで、音数は196と少なめです。テンポがゆるやかなぶん、右手の16分音符を急がずに置く落ち着きが求められます。左手の付点4分音符は次の音まで十分に伸ばし、拍の途中で切らないようにしてください。楽譜表示で音価を確認しながら聴くと、長い音と短い音の対比がつかみやすくなります。舞曲の入門として取り組みやすい一曲です。
特定の曲集に属さない単独のピアノ小品を集めたカテゴリ。多彩な性格を持つ作品が391曲並び、気軽に聴き比べられる
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伝統曲
「伝統曲」は特定の作曲家によらず、各地で伝承されてきた民謡や舞曲をまとめた分類です。本サイトには北欧の民俗舞曲をはじめ、地域や時代を超えて口伝えに継承された57曲を収録しており、クラシックの作曲家による作品とは異なる、土地に根ざした音楽の魅力を伝えています。作曲家名が特定されない点も、伝統音楽ならではの特徴です。
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