説明
曲集冒頭の短調から一転してヘ長調になり、両手が鍵盤の中央付近に寄り添って進む、ゆとりのある第2番です。19世紀初めのスウェーデンで出版された『Traditioner af Swenska Folk-Dansar』の第1部に収められており、この曲集は口伝えの舞曲や舞踊歌をピアノ伴奏付きで楽譜にしています。この旋律について、それ以上の具体的な出自は分かっていません。
ヘ長調、4分の3拍子で、演奏時間は約59秒、音数は342音です。ト短調の第1番に続いて長調に転じ、1秒あたり6音ほどと、第1番よりもゆとりのある書法になっています。音域はハ3から上のニ5までのわずか2オクターブ強と狭く、両手とも鍵盤の中央付近で弾くことができます。
難易度は中級ですが、第1部の中では取り組みやすい一曲です。音域が狭く手の移動が少ないぶん、旋律を歌わせ、三拍子の流れを素朴に保つことに集中できます。両手が近い位置で弾くため、手の色分け表示でどちらの手がどの音を担当するかを確認しておくと、手がぶつかる心配が減ります。A-Bループでフレーズを区切って繰り返し、慣れたら1曲を通して弾いてみてください。
特定の曲集に属さない単独のピアノ小品を集めたカテゴリ。多彩な性格を持つ作品が391曲並び、気軽に聴き比べられる
「ピアノ小品」の曲一覧を見る →楽譜提供: Mutopia Project
作曲家について
伝統曲
「伝統曲」は特定の作曲家によらず、各地で伝承されてきた民謡や舞曲をまとめた分類です。本サイトには北欧の民俗舞曲をはじめ、地域や時代を超えて口伝えに継承された57曲を収録しており、クラシックの作曲家による作品とは異なる、土地に根ざした音楽の魅力を伝えています。作曲家名が特定されない点も、伝統音楽ならではの特徴です。
伝統曲の作品一覧を見る →