説明
30秒ほどの間に290もの音が詰まったハ長調の舞曲で、その多くは3音までの和音も交えた右手の16分音符です。第34番は『Traditioner af Swenska Folk-Dansar』の第1部に含まれる一曲です。19世紀初めのスウェーデンで3部に分けて出版されたこの曲集は、作者不詳の伝承の旋律を集めて鍵盤用に整えています。
ハ長調、4分の3拍子。右手は16分音符を中心に細かく動き、3音までの和音も交えます。左手はほとんどが8分音符で、C2からG3の低い位置で一定の刻みを続けます。短い中に音が多く、右手の動きが際立つ書き方です。短い演奏時間の中で、右手の16分音符が曲の活気を生み出しています。
中級レベルで、30秒に290音と、長さの割に音数の多い曲です。右手の16分音符を均等に保ち、左手の8分音符と正確にかみ合わせることが課題になります。短い曲なので、再生速度を落として細部を確かめながら何度も通せるのが利点です。手の色分けで右手の細かい動きを確認し、慣れてきたら少しずつ元のテンポに近づけてください。61鍵の鍵盤で弾けます。
特定の曲集に属さない単独のピアノ小品を集めたカテゴリ。多彩な性格を持つ作品が391曲並び、気軽に聴き比べられる
「ピアノ小品」の曲一覧を見る →楽譜提供: Mutopia Project
作曲家について
伝統曲
「伝統曲」は特定の作曲家によらず、各地で伝承されてきた民謡や舞曲をまとめた分類です。本サイトには北欧の民俗舞曲をはじめ、地域や時代を超えて口伝えに継承された57曲を収録しており、クラシックの作曲家による作品とは異なる、土地に根ざした音楽の魅力を伝えています。作曲家名が特定されない点も、伝統音楽ならではの特徴です。
伝統曲の作品一覧を見る →