説明
第17番と同じイ短調・3拍子・30秒・142音でありながら、左手がA2の低音まで下りることで、より落ち着いた響きを持つ初級曲です。「スウェーデン民族舞曲集」第3部の第19番で、この曲集はスウェーデンに伝わる民俗舞曲をピアノで弾ける形にしたもので、作曲者は特定されていません。
イ短調の3拍子です。ただし音域はイ(A2)からイ(A5)までのちょうど3オクターブで、ホ(E3)より下を使わない第17番に比べると、左手が低い位置まで下ります。旋律の動きは控えめで、素朴な民俗舞曲らしさがあります。
音数が少なく、旋律の動きもゆるやかなので、初級の段階で取り組みやすい曲です。再生速度を下げて片手ずつ確かめ、手の色分けで左手の低音の位置を確認するとよいでしょう。A-Bループで曲全体を繰り返したあと、第17番と弾き比べると、音域の違いが響きにどう表れるかがよくわかります。61鍵の楽器でも問題なく弾けます。拍の頭をそろえることを意識すると、素朴な味わいがよく出ます。
特定の曲集に属さない単独のピアノ小品を集めたカテゴリ。多彩な性格を持つ作品が391曲並び、気軽に聴き比べられる
「ピアノ小品」の曲一覧を見る →楽譜提供: Mutopia Project
作曲家について
伝統曲
「伝統曲」は特定の作曲家によらず、各地で伝承されてきた民謡や舞曲をまとめた分類です。本サイトには北欧の民俗舞曲をはじめ、地域や時代を超えて口伝えに継承された57曲を収録しており、クラシックの作曲家による作品とは異なる、土地に根ざした音楽の魅力を伝えています。作曲家名が特定されない点も、伝統音楽ならではの特徴です。
伝統曲の作品一覧を見る →