説明
1分6秒と第3部では長めでありながら音は326と少なく、音と音の間にゆとりのある、ゆったりとしたト短調の舞曲です。「スウェーデン民族舞曲集」第3部の第12番で、伝承の舞曲をピアノで弾けるよう書き留めたこの曲集には、作曲者の記録が残っていません。
ト短調の3拍子で、第2番・第4番と同じ調です。音域は低音のニ(D2)からト(G5)までで、ト短調の属音ニを低い側の端に置いています。1秒あたり5音ほどの密度は、同じ調の第2番の半分強です。
音数が多くないぶん、一つ一つの音の長さと響きの質が目立ちます。急がず、拍の重心を感じながら弾き進めることが大切です。再生速度を落として音を伸ばす長さを確かめ、手の色分けで左手の低音がどのくらい保たれているかを確認するとよいでしょう。A-Bループで一つのフレーズを繰り返すと、落ち着いたテンポを保つ感覚がつかめます。61鍵の鍵盤で足ります。仕上げでは、速く弾くことよりも、テンポを一定に保つことを目標にするとよいでしょう。
特定の曲集に属さない単独のピアノ小品を集めたカテゴリ。多彩な性格を持つ作品が391曲並び、気軽に聴き比べられる
「ピアノ小品」の曲一覧を見る →楽譜提供: Mutopia Project
作曲家について
伝統曲
「伝統曲」は特定の作曲家によらず、各地で伝承されてきた民謡や舞曲をまとめた分類です。本サイトには北欧の民俗舞曲をはじめ、地域や時代を超えて口伝えに継承された57曲を収録しており、クラシックの作曲家による作品とは異なる、土地に根ざした音楽の魅力を伝えています。作曲家名が特定されない点も、伝統音楽ならではの特徴です。
伝統曲の作品一覧を見る →