説明
左手が2音・3音の和音を次々に鳴らし、44秒ほどの短さの中に厚い響きを詰め込んだト長調の舞曲です。19世紀初めのスウェーデンで出版された民俗舞曲集の第2部第27番にあたります。全3部から成るこの曲集『Traditioner af Swenska Folk-Dansar』は、伝承の踊りの旋律を、作り手の名を残さないまま鍵盤で弾ける形にしています。
ト長調、4分の3拍子。右手は8分音符と16分音符で動き、2音の重音を交えながらB5まで上がります。左手は8分音符を中心に、2音や3音の和音を多く鳴らして伴奏に厚みを出します。両手の音数はほぼ同じで、どちらも休みの少ない書き方です。右手の細かな動きと左手の和音が重なり、充実した響きになります。
中級レベルで、44秒に430音と、長さに対して音数の多い曲です。左手に和音が多いため、8分音符の刻みが重くならないよう手首を柔らかく保つことが大切です。右手の16分音符は和音の伴奏にのみ込まれないよう、はっきり弾いてください。再生速度を落として手の色分けで両手の動きを確認し、A-Bループで部分ごとに仕上げていくとよいでしょう。
特定の曲集に属さない単独のピアノ小品を集めたカテゴリ。多彩な性格を持つ作品が391曲並び、気軽に聴き比べられる
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作曲家について
伝統曲
「伝統曲」は特定の作曲家によらず、各地で伝承されてきた民謡や舞曲をまとめた分類です。本サイトには北欧の民俗舞曲をはじめ、地域や時代を超えて口伝えに継承された57曲を収録しており、クラシックの作曲家による作品とは異なる、土地に根ざした音楽の魅力を伝えています。作曲家名が特定されない点も、伝統音楽ならではの特徴です。
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