説明
右手がF♯4からD5のごく狭い範囲にとどまり、付点のリズムの型を繰り返して進むト短調の舞曲です。第14番は30秒ほどの、『Traditioner af Swenska Folk-Dansar』第1部の中でも小さな一曲です。曲集は19世紀初めのスウェーデンで3部に分けて刊行され、各地で聞かれた踊りを鍵盤用に記録しています。個々の作り手の名は残っていません。
ト短調、4分の3拍子。右手は和音を一切含まない単旋律で、4分音符、付点8分音符、16分音符がちょうど同じ数ずつ現れます。一つのリズムの型を繰り返して進む書き方です。右手の音域はF♯4からD5までのごく狭い範囲に収まり、左手は4分音符と2分音符で和音を添えます。短調の旋律が同じ型を繰り返しながら進み、素朴な踊りの性格がよく表れています。
初級レベルで、音数は136と少なめです。右手はほとんど手を動かさずに弾けるので、指づかいより付点のリズムの正確さに集中できます。16分音符が前の付点音符にのみ込まれないよう、短くはっきり置いてください。再生速度を落として右手のリズムをまねるところから始めると、舞曲らしい弾み方が自然に身につきます。
特定の曲集に属さない単独のピアノ小品を集めたカテゴリ。多彩な性格を持つ作品が391曲並び、気軽に聴き比べられる
「ピアノ小品」の曲一覧を見る →楽譜提供: Mutopia Project
作曲家について
伝統曲
「伝統曲」は特定の作曲家によらず、各地で伝承されてきた民謡や舞曲をまとめた分類です。本サイトには北欧の民俗舞曲をはじめ、地域や時代を超えて口伝えに継承された57曲を収録しており、クラシックの作曲家による作品とは異なる、土地に根ざした音楽の魅力を伝えています。作曲家名が特定されない点も、伝統音楽ならではの特徴です。
伝統曲の作品一覧を見る →