説明
作品49第2番の終楽章で、「メヌエットのテンポで」と指示された優雅な楽章です。この主題は、ベートーヴェンが数年後に七重奏曲 作品20のメヌエット楽章に転用したことで知られています。七重奏曲は当時の大ヒット作となり、同じ旋律が室内楽の名曲としても広く親しまれることになりました。
ト長調の3拍子。ロンド風に主題が繰り返し戻り、そのあいだに軽い挿入部が挟まれます。主題は8小節の均整の取れた形で、初めて聴いても覚えられる親しみやすさがあります。伴奏は終始控えめで、旋律が前に出る書法です。
初級者向けですが、繰り返し戻ってくる主題を毎回同じに弾くと単調になります。戻るたびに音量や音色をわずかに変える、挿入部との差をつけるといった配分が、この楽章の仕上がりを決めます。3拍子の重心と、旋律を歌わせるレガートの2点に集中すれば、舞曲としての品位が出てきます。
ベートーヴェンの初期作品をはじめ、古典派・ロマン派を代表するピアノソナタを収録。複数楽章にわたる本格的な作品が並ぶ
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この曲で身につけること
ベートーヴェンの「やさしいソナタ」Op.49-2から、メヌエットのテンポによる第2楽章。気品のある主題が何度も戻ってくるロンド風の構成です。
練習のポイント
- 主題が戻ってくるたびに、同じ表情で弾けているかを意識しましょう。
- 主題の間に挟まる部分は性格が違います。ループで区切って、それぞれの違いを弾き分けます。
作曲家について
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン (1770-1827)
ドイツ・ボンに生まれ、ウィーンで活躍した作曲家で、古典派からロマン派への橋渡しをした音楽史上最大級の存在です。晩年に聴力を失いながらも創作を続け、交響曲やピアノソナタで革新的な形式と激しい感情表現を追求しました。ピアノ曲では「エリーゼのために」や32曲のピアノソナタが広く親しまれています。本サービスでは、「エリーゼのために」やOp.49の2つのソナタ、初期のピアノソナタの各楽章、変奏曲などを収録しています。
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