説明
ピアノソナタ 変イ長調 Hob.XVI:43は、変イ長調という当時の鍵盤ソナタでは比較的珍しい調性を用いた1783年頃の作品です。フォルテピアノの普及が進んだ時期にあたり、より柔らかく多彩な音色表現を意識した書法がうかがえます。曲全体を通して穏やかな抒情性が保たれており、ハイドンの中期から後期への作風の移り変わりを感じさせる一曲です。演奏時間は約11分半、音符数は5700を超え、上級者にふさわしい持久力と音色のコントロールが求められます。
ヴァイオリンソナタのピアノパートなど、幅広い編成のソナタ作品を収録。古典派からロマン派まで多彩なスタイルが並ぶ
作曲家について
フランツ・ヨーゼフ・ハイドン (1732-1809)
オーストリアに生まれ、長年エステルハージ侯爵家に仕えた古典派を代表する作曲家です。「交響曲の父」「弦楽四重奏曲の父」とも称され、明快な形式感とユーモアに富んだ作風でウィーン古典派様式を確立しました。数多く残された鍵盤ソナタは、モーツァルトやベートーヴェンへの橋渡しともなっています。本サービスにはソナタHob.XVI:27・28の各楽章など60曲を収録しています。
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