説明
ヘ短調のK.184は、隣接するK.185とペアをなすと考えられるソナタで、こちらは速い音型が絶えず続く技巧的な性格を持っています。短調特有の緊張感を保ちながら、跳躍や連打音が随所に現れ、俊敏な指運びが求められます。姉妹曲K.185との対比が際立つ一曲です。スカルラッティのソナタの多くはこうした2曲1組の構成で伝えられており、本曲もその一例です。
ヴァイオリンソナタのピアノパートなど、幅広い編成のソナタ作品を収録。古典派からロマン派まで多彩なスタイルが並ぶ
作曲家について
ドメニコ・スカルラッティ (1685-1757)
イタリア・ナポリに生まれ、後半生をポルトガルとスペインの宮廷で過ごした作曲家です。同じ1685年生まれのバッハ、ヘンデルと並び称される存在で、555曲にのぼる単一楽章の「ソナタ」を残したことで知られています。スペイン舞曲の要素や大胆な跳躍を取り入れた独創的な鍵盤書法が特徴です。本サービスにはK.455、K.491など47曲を収録しています。
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