説明
ヘ短調のK.187は、比較的長い演奏時間を持つソナタで、音数に対してゆとりのある間合いが特徴です。短調の陰影を帯びた旋律が息長く展開し、単一楽章でありながら情感の変化を丁寧に描いていきます。技巧的な速さよりも、音楽の運びに集中力を要する一曲です。スカルラッティが残した555曲の鍵盤ソナタの一つとして、独自の存在感を持つ作品です。
ヴァイオリンソナタのピアノパートなど、幅広い編成のソナタ作品を収録。古典派からロマン派まで多彩なスタイルが並ぶ
作曲家について
ドメニコ・スカルラッティ (1685-1757)
イタリア・ナポリに生まれ、後半生をポルトガルとスペインの宮廷で過ごした作曲家です。同じ1685年生まれのバッハ、ヘンデルと並び称される存在で、555曲にのぼる単一楽章の「ソナタ」を残したことで知られています。スペイン舞曲の要素や大胆な跳躍を取り入れた独創的な鍵盤書法が特徴です。本サービスにはK.455、K.491など47曲を収録しています。
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