説明
変ロ長調のK.439は、隣接する番号を持つK.440と調性を共有しており、スカルラッティが好んだ2曲一組の構成を思わせる一曲です。落ち着いた歩みの中に装飾的な音型が織り込まれ、単一楽章ながら場面の変化が豊かに感じられます。過度な速さを求めない分、フレーズの歌わせ方が演奏の鍵となります。強い不協和音を伴うアチャッカトゥーラの手法も、随所に効果的に用いられています。
ヴァイオリンソナタのピアノパートなど、幅広い編成のソナタ作品を収録。古典派からロマン派まで多彩なスタイルが並ぶ
作曲家について
ドメニコ・スカルラッティ (1685-1757)
イタリア・ナポリに生まれ、後半生をポルトガルとスペインの宮廷で過ごした作曲家です。同じ1685年生まれのバッハ、ヘンデルと並び称される存在で、555曲にのぼる単一楽章の「ソナタ」を残したことで知られています。スペイン舞曲の要素や大胆な跳躍を取り入れた独創的な鍵盤書法が特徴です。本サービスにはK.455、K.491など47曲を収録しています。
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