説明
K.544は変ロ長調で書かれ、隣接するK.545とペアをなす、やや緩やかな性格のソナタと考えられています。中級者にも取り組みやすい難易度で、音の密度も抑えられているため、フレーズの呼吸や強弱の付け方に意識を向けやすい一曲です。続くK.545への導入としての役割も感じさせます。スカルラッティのソナタは多くがこうした2曲1組の構成で伝えられており、本曲もその典型例です。
ヴァイオリンソナタのピアノパートなど、幅広い編成のソナタ作品を収録。古典派からロマン派まで多彩なスタイルが並ぶ
作曲家について
ドメニコ・スカルラッティ (1685-1757)
イタリア・ナポリに生まれ、後半生をポルトガルとスペインの宮廷で過ごした作曲家です。同じ1685年生まれのバッハ、ヘンデルと並び称される存在で、555曲にのぼる単一楽章の「ソナタ」を残したことで知られています。スペイン舞曲の要素や大胆な跳躍を取り入れた独創的な鍵盤書法が特徴です。本サービスにはK.455、K.491など47曲を収録しています。
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