説明
ホ短調のK.263は、この曲集の中でも際立って演奏時間が長く、6分半近くに及ぶ規模を持つソナタです。単一楽章の中に多くの音楽的な展開が盛り込まれ、緊張感を保ったまま長い時間を持続させる構成力が印象的です。集中力の持続が求められる、上級者向けの大作です。元来はチェンバロのために書かれた作品ですが、ピアノでもその緊張感を十分に伝えることができます。
ヴァイオリンソナタのピアノパートなど、幅広い編成のソナタ作品を収録。古典派からロマン派まで多彩なスタイルが並ぶ
作曲家について
ドメニコ・スカルラッティ (1685-1757)
イタリア・ナポリに生まれ、後半生をポルトガルとスペインの宮廷で過ごした作曲家です。同じ1685年生まれのバッハ、ヘンデルと並び称される存在で、555曲にのぼる単一楽章の「ソナタ」を残したことで知られています。スペイン舞曲の要素や大胆な跳躍を取り入れた独創的な鍵盤書法が特徴です。本サービスにはK.455、K.491など47曲を収録しています。
スカルラッティの作品一覧を見る →