説明
K.332は変ロ長調の小規模なソナタで、演奏時間・音数ともに控えめながら、締まった構成の中に軽やかな躍動感が詰まっています。過度に技巧を誇示するのではなく、洗練された和声進行と明快なリズムで聴かせるタイプの一曲で、スカルラッティの多作な作品群の中でも比較的親しみやすい部類に入ります。彼は生涯に555曲もの鍵盤ソナタを残したことで知られ、本曲もその豊かな作品群の一つです。
ヴァイオリンソナタのピアノパートなど、幅広い編成のソナタ作品を収録。古典派からロマン派まで多彩なスタイルが並ぶ
作曲家について
ドメニコ・スカルラッティ (1685-1757)
イタリア・ナポリに生まれ、後半生をポルトガルとスペインの宮廷で過ごした作曲家です。同じ1685年生まれのバッハ、ヘンデルと並び称される存在で、555曲にのぼる単一楽章の「ソナタ」を残したことで知られています。スペイン舞曲の要素や大胆な跳躍を取り入れた独創的な鍵盤書法が特徴です。本サービスにはK.455、K.491など47曲を収録しています。
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