説明
ロ短調のK.197は、この曲集の中では演奏時間が長めで、音数に対して間合いがゆったりと取られた曲です。短調ならではの憂いを帯びた旋律線が息長く歌われ、スカルラッティのソナタに時折見られる抒情的な側面がよく表れています。派手な技巧よりも歌う力が求められる、上級者向けの一曲です。曲番号のKは、ソナタ全体を整理したカークパトリックのカタログ番号を示しています。
ヴァイオリンソナタのピアノパートなど、幅広い編成のソナタ作品を収録。古典派からロマン派まで多彩なスタイルが並ぶ
作曲家について
ドメニコ・スカルラッティ (1685-1757)
イタリア・ナポリに生まれ、後半生をポルトガルとスペインの宮廷で過ごした作曲家です。同じ1685年生まれのバッハ、ヘンデルと並び称される存在で、555曲にのぼる単一楽章の「ソナタ」を残したことで知られています。スペイン舞曲の要素や大胆な跳躍を取り入れた独創的な鍵盤書法が特徴です。本サービスにはK.455、K.491など47曲を収録しています。
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