説明
変ロ長調のK.172は、明るい響きの中に密度の高い音型が絶えず動き続ける、活発な性格を持つソナタです。両手が入り組んで動く場面が多く、俊敏な指の動きと安定したリズム感が求められます。スカルラッティ特有の反復音や跳躍進行が随所に散りばめられ、聴き手を惹きつける推進力を持っています。元来はハープシコードのために書かれた作品ですが、現代ではピアノでも広く演奏されています。
ヴァイオリンソナタのピアノパートなど、幅広い編成のソナタ作品を収録。古典派からロマン派まで多彩なスタイルが並ぶ
作曲家について
ドメニコ・スカルラッティ (1685-1757)
イタリア・ナポリに生まれ、後半生をポルトガルとスペインの宮廷で過ごした作曲家です。同じ1685年生まれのバッハ、ヘンデルと並び称される存在で、555曲にのぼる単一楽章の「ソナタ」を残したことで知られています。スペイン舞曲の要素や大胆な跳躍を取り入れた独創的な鍵盤書法が特徴です。本サービスにはK.455、K.491など47曲を収録しています。
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