説明
K.516はニ短調のソナタで、この曲集の中でも特に演奏時間が長く、6分を超える規模を持っています。音型は次々と姿を変えながら発展し、単一楽章とはいえ多様な情景を通過するような構成感があります。長い呼吸で音楽を持続させる集中力が求められる、上級者向けの大作です。元来はチェンバロのための作品ですが、その息の長い展開はピアノでも効果的に表現できます。
ヴァイオリンソナタのピアノパートなど、幅広い編成のソナタ作品を収録。古典派からロマン派まで多彩なスタイルが並ぶ
作曲家について
ドメニコ・スカルラッティ (1685-1757)
イタリア・ナポリに生まれ、後半生をポルトガルとスペインの宮廷で過ごした作曲家です。同じ1685年生まれのバッハ、ヘンデルと並び称される存在で、555曲にのぼる単一楽章の「ソナタ」を残したことで知られています。スペイン舞曲の要素や大胆な跳躍を取り入れた独創的な鍵盤書法が特徴です。本サービスにはK.455、K.491など47曲を収録しています。
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