説明
6分を超える演奏時間を持つ、スカルラッティのソナタの中でも規模の大きい一曲です。ヘ短調の重みのある響きの中に、静かに沈み込むような楽句と鋭く跳躍する楽句が交錯し、感情の振れ幅の大きさが感じられます。単一楽章の中でも起伏に富んだ構成を持ち、聴き手を惹きつける工夫が随所にみられます。長丁場を弾き切るための持久力と、繊細な弱音表現の両方が求められる、上級者向けの意欲的な作品です。
ヴァイオリンソナタのピアノパートなど、幅広い編成のソナタ作品を収録。古典派からロマン派まで多彩なスタイルが並ぶ
作曲家について
ドメニコ・スカルラッティ (1685-1757)
イタリア・ナポリに生まれ、後半生をポルトガルとスペインの宮廷で過ごした作曲家です。同じ1685年生まれのバッハ、ヘンデルと並び称される存在で、555曲にのぼる単一楽章の「ソナタ」を残したことで知られています。スペイン舞曲の要素や大胆な跳躍を取り入れた独創的な鍵盤書法が特徴です。本サービスにはK.455、K.491など47曲を収録しています。
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