説明
スカルラッティ後期の作品群に位置するヘ短調のソナタで、演奏時間5分近くとまとまった長さを持ちます。緩やかに歌う旋律と、突発的に現れる速い音型のコントラストが特徴で、チェンバロならではの余韻を生かした間の取り方が生きています。旋律を歌わせる部分と急速な音型が交錯する構成のため、テンポの揺れを制御しながら弾き進める上級者向けの技術が必要です。
ヴァイオリンソナタのピアノパートなど、幅広い編成のソナタ作品を収録。古典派からロマン派まで多彩なスタイルが並ぶ
作曲家について
ドメニコ・スカルラッティ (1685-1757)
イタリア・ナポリに生まれ、後半生をポルトガルとスペインの宮廷で過ごした作曲家です。同じ1685年生まれのバッハ、ヘンデルと並び称される存在で、555曲にのぼる単一楽章の「ソナタ」を残したことで知られています。スペイン舞曲の要素や大胆な跳躍を取り入れた独創的な鍵盤書法が特徴です。本サービスにはK.455、K.491など47曲を収録しています。
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