説明
ニ短調のK.396は、落ち着いたテンポの中に装飾的な音型が丁寧に織り込まれた、表情豊かなソナタです。長めの演奏時間にわたって旋律線が発展していく構成を持ち、単一楽章の中で緊張と緩和が繰り返されます。技巧よりも音楽の運び方に工夫が求められる一曲です。単一楽章・二部形式という、スカルラッティのソナタに共通する構成を持っています。
ヴァイオリンソナタのピアノパートなど、幅広い編成のソナタ作品を収録。古典派からロマン派まで多彩なスタイルが並ぶ
作曲家について
ドメニコ・スカルラッティ (1685-1757)
イタリア・ナポリに生まれ、後半生をポルトガルとスペインの宮廷で過ごした作曲家です。同じ1685年生まれのバッハ、ヘンデルと並び称される存在で、555曲にのぼる単一楽章の「ソナタ」を残したことで知られています。スペイン舞曲の要素や大胆な跳躍を取り入れた独創的な鍵盤書法が特徴です。本サービスにはK.455、K.491など47曲を収録しています。
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