説明
1754年前後に書かれたとされるソナタで、ヘ短調ながらも過度に激しくならない落ち着いた歩みが持ち味です。演奏時間は4分強とスカルラッティのソナタの中では長めで、旋律を歌わせる場面と装飾的な音型が交互に現れる構成になっています。音数は比較的抑えられており、中級者でも取り組みやすい一曲といえます。派手な技巧に頼らず、旋律の呼吸をどう歌わせるかがこの曲を魅力的に響かせる鍵となります。
ヴァイオリンソナタのピアノパートなど、幅広い編成のソナタ作品を収録。古典派からロマン派まで多彩なスタイルが並ぶ
作曲家について
ドメニコ・スカルラッティ (1685-1757)
イタリア・ナポリに生まれ、後半生をポルトガルとスペインの宮廷で過ごした作曲家です。同じ1685年生まれのバッハ、ヘンデルと並び称される存在で、555曲にのぼる単一楽章の「ソナタ」を残したことで知られています。スペイン舞曲の要素や大胆な跳躍を取り入れた独創的な鍵盤書法が特徴です。本サービスにはK.455、K.491など47曲を収録しています。
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