説明
第17番は85秒に2458音を配し、非常に密度の高い練習曲です。次々と音が押し寄せるような書法が想像され、指の反応速度と手全体の連動が同時に求められます。ツェルニーの「40番練習曲」がしばしば「速度の学校」と呼ばれる理由を、この第17番のような曲がよく表しているといえるでしょう。速さに気を取られて音が雑にならないよう、まずゆっくりとしたテンポで正確な指運びを固めてから徐々に速度を上げる練習が効果的です。
ツェルニーが作曲した40番練習曲。速いパッセージの演奏技術を養い、指の独立性と敏捷性を高める
作曲家について
カール・ツェルニー (1791-1857)
ウィーンに生まれ、ベートーヴェンに師事し、後にリストを教えたことでも知られるピアニスト・作曲家です。生涯に800を超える作品番号を持つ膨大な数のピアノ練習曲を残したことで有名で、その体系的な教育的作品群は今日も世界中のピアノ学習で広く用いられています。本サービスには基礎練習曲「160の8小節練習曲集」など109曲を収録しています。
ツェルニーの作品一覧を見る →