説明
1747年、バッハはポツダムのフリードリヒ大王のもとを訪れ、王が示した主題で即興演奏を披露しました。その主題をもとに書き上げ、同年に王へ献呈したのが『音楽の捧げもの』です。3声のリチェルカーレはその冒頭に置かれた曲で、宮廷で即興した3声のフーガを反映していると考えられています。
ハ短調の2分の2拍子。王の主題は半音階で下る印象的な形をしており、それが3つの声部に順に現れるフーガとして展開します。途中には3連符の動きや半音階の装飾的なパッセージも現れ、厳格さと即興的な自由さが同居しています。371秒で2310音と長く、音域はC2からD6までで、61鍵の鍵盤に収まります。
上級レベル。声部は3つですが、長い時間にわたって主題の入りを聞かせ続ける集中力が必要です。A-Bループで主題の入りを切り出し、再生速度を落として半音階の動きを確かめるとよいでしょう。楽譜表示と手の色分けで、3つの声部がどちらの手に割り振られているかを追うと、構成が見えてきます。
特定の曲集に属さない単独のピアノ小品を集めたカテゴリ。多彩な性格を持つ作品が391曲並び、気軽に聴き比べられる
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作曲家について
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (1685-1750)
ドイツ・バロック音楽を代表する作曲家で、音楽一家バッハ家に生まれ、ライプツィヒの聖トーマス教会カントルを長く務めました。対位法の頂点を極めた作曲技法で知られ、「平均律クラヴィーア曲集」や「インヴェンション」など鍵盤音楽の基礎を築きました。本サービスでは、「アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳」のメヌエットやポロネーズ、インヴェンションとシンフォニア、平均律クラヴィーア曲集のフーガなどを収録しています。音楽帳の小品は BWV Anh.(付録)の番号で目録に入っていますが、ペツォールトのメヌエットのように他の作曲家の作品や作者不詳の曲も多く、多くの曲のページで作者についての現在の見方を記しています。
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