説明
ヨハン・リストによる降誕節の賛美歌「奮い立て、わが弱き魂よ」を、ヘ長調・4分の3拍子で旋律と低音を中心に、歌うように穏やかに運ぶ一曲です。その一節は『クリスマス・オラトリオ』のコラールにも歌われています。ここに収めたのは1736年にライプツィヒで出版された『シェメッリ賛美歌集』の形で、バッハは旋律と低音の形でこの曲集に関わりました。
書法は簡素で、賛美歌の旋律が歌い手が歌うように進みます。61秒で122音と、1秒あたり2音ほどの落ち着いた動きで、音域はC2からF5までと、61鍵の鍵盤に収まります。
初級レベル。音数が少なく手の動きも小さいため、バッハの作品に最初に触れる曲として選びやすい一曲です。課題は、旋律を歌うようにつなぎ、3拍子の流れを一定に保つことです。手の色分けで旋律と低音の役割を確かめ、まず再生速度を落として片手ずつ聴き、A-Bループで一つのフレーズを繰り返しながら両手を合わせていくとよいでしょう。旋律の息継ぎの位置を意識すると、歌としての形が見えてきます。
特定の曲集に属さない単独のピアノ小品を集めたカテゴリ。多彩な性格を持つ作品が391曲並び、気軽に聴き比べられる
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作曲家について
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (1685-1750)
ドイツ・バロック音楽を代表する作曲家で、音楽一家バッハ家に生まれ、ライプツィヒの聖トーマス教会カントルを長く務めました。対位法の頂点を極めた作曲技法で知られ、「平均律クラヴィーア曲集」や「インヴェンション」など鍵盤音楽の基礎を築きました。本サービスでは、「アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳」のメヌエットやポロネーズ、インヴェンションとシンフォニア、平均律クラヴィーア曲集のフーガなどを収録しています。音楽帳の小品は BWV Anh.(付録)の番号で目録に入っていますが、ペツォールトのメヌエットのように他の作曲家の作品や作者不詳の曲も多く、多くの曲のページで作者についての現在の見方を記しています。
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