説明
パルティータ第5番ト長調は、前奏曲・アルマンド・コレンテ・サラバンド・メヌエットのテンポで・パスピエ・ジーグの7曲からなります。パスピエはその6曲目で、終曲のジーグの直前に置かれた軽い舞曲です。パスピエはフランス宮廷で好まれた速い3拍子の舞曲で、組曲の中では標準の構成に加えて挿入される楽章にあたります。
ト長調の8分の3拍子。小節が短く、1小節を1拍のように感じながら進む軽快な舞曲です。80秒で395音と音数は控えめで、音域はD2からC6までに収まり、61鍵の鍵盤でも足ります。
中級レベル。指が回ることよりも、3拍子の1拍目に軽い重心を置き、残りを浮かせる拍節感が大切です。8分の3拍子は数え方を誤ると重くなりやすいので、まず再生速度を落として1小節ひとまとまりで聞き、A-Bループで短い区切りを繰り返しながら弾むリズムを体に入れていくとよいでしょう。前後の楽章と続けて聴くと、組曲の中での軽さがよく分かります。曲が短いので、通して弾く練習も繰り返しやすい楽章です。
バロック時代の組曲形式の作品。様々な舞曲が連なり、バッハのパルティータは鍵盤音楽の最高傑作とされる
「パルティータ」の曲一覧を見る →楽譜提供: Mutopia Project
作曲家について
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (1685-1750)
ドイツ・バロック音楽を代表する作曲家で、音楽一家バッハ家に生まれ、ライプツィヒの聖トーマス教会カントルを長く務めました。対位法の頂点を極めた作曲技法で知られ、「平均律クラヴィーア曲集」や「インヴェンション」など鍵盤音楽の基礎を築きました。本サービスでは、「アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳」のメヌエットやポロネーズ、インヴェンションとシンフォニア、平均律クラヴィーア曲集のフーガなどを収録しています。音楽帳の小品は BWV Anh.(付録)の番号で目録に入っていますが、ペツォールトのメヌエットのように他の作曲家の作品や作者不詳の曲も多く、多くの曲のページで作者についての現在の見方を記しています。
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