説明
6曲のパルティータは1726年から1枚ずつ出版され、1731年に『クラヴィーア練習曲集』第1部としてまとめられました。バッハが自ら出版した最初の鍵盤作品集です。このジーグは第5番ト長調の終曲で、前奏曲から続いてきた舞曲の連なりを締めくくります。
ト長調の8分の6拍子。主題がひとつの声部で始まり、ほかの声部が模倣しながら加わっていくフーガ風の書法で書かれ、跳ねるリズムが最後まで途切れません。195秒で1170音と、1秒あたり約6音の密度があります。音域は低いG1から高いD6までと広く、最低音は61鍵の鍵盤の左端より下に出ます。
上級レベル。速いテンポの中で、模倣される主題がどの声部にあるのかを聞かせ続けることが課題です。手の色分けで主題の受け渡しを目で追い、入りの部分をA-Bループで切り出して、再生速度を落として声部の入りを確認してから少しずつテンポを上げると、全体の流れをつかみやすくなります。組曲の最後に置かれた楽章なので、前の楽章から続けて聴くと終曲としての勢いがよく分かります。
バロック時代の組曲形式の作品。様々な舞曲が連なり、バッハのパルティータは鍵盤音楽の最高傑作とされる
「パルティータ」の曲一覧を見る →楽譜提供: Mutopia Project
作曲家について
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (1685-1750)
ドイツ・バロック音楽を代表する作曲家で、音楽一家バッハ家に生まれ、ライプツィヒの聖トーマス教会カントルを長く務めました。対位法の頂点を極めた作曲技法で知られ、「平均律クラヴィーア曲集」や「インヴェンション」など鍵盤音楽の基礎を築きました。本サービスでは、「アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳」のメヌエットやポロネーズ、インヴェンションとシンフォニア、平均律クラヴィーア曲集のフーガなどを収録しています。音楽帳の小品は BWV Anh.(付録)の番号で目録に入っていますが、ペツォールトのメヌエットのように他の作曲家の作品や作者不詳の曲も多く、多くの曲のページで作者についての現在の見方を記しています。
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