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ブルグミュラー「25の練習曲」から「エリーゼのために」へ

初級13曲 · 演奏時間 約10分

ブルグミュラーの「25の練習曲」Op.100は、日本のピアノ教室でバイエルの次に使われることの多い、初級から中級への橋渡しの定番曲集です。練習曲でありながら一曲一曲に「素直な心」「アラベスク」といった題がつき、技術の練習と音楽の表現が同じ曲の中で同時にできます。

このコースでは曲集の前半を中心に12曲を選び、それぞれの曲が主に鍛える技術を示しました。そして最後に、多くの人の憧れの曲「エリーゼのために」を置いています。この曲の旋律の歌い方、分散和音、スタッカート、2音のスラーは、どれもブルグミュラーで一つずつ経験できるものです。

一曲を完璧にしてから次へ進む必要はありません。止まらずに通せるようになったら次の曲へ進み、しばらくしてから前の曲に戻ると、以前より楽に弾けることに気づくはずです。

対象
導入教本を終え、両手で簡単な曲を弾ける方向けです。「エリーゼのために」を弾きたい方の近道にもなります。
このコースのゴール
中級の曲に必要な基本技術がひと通り身につき、「エリーゼのために」を通して弾けるようになります。

コースの曲順

  1. STEP 1

    第1番 素直な心

    ブルグミュラー初級0:37

    この曲で身につけること

    曲集の第1番。「素直な心」という題のとおり、飾らずになめらかに旋律を歌うレガートの練習です。

    練習のポイント

    • 旋律の音と音の間にすき間ができないよう、次の指が鍵盤を押してから前の指を離します。
    • フレーズの終わりの音は、そっと置くように小さく。0.75倍速で終わり方だけをループするのも効果的です。
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  2. STEP 2

    第2番 アラベスク

    ブルグミュラー初級0:26

    この曲で身につけること

    速い16分音符のまとまりと、もう片方の手の歯切れのよいスタッカートの組み合わせ。指の粒をそろえる練習です。

    練習のポイント

    • まず0.5倍速で、16分音符の一音一音が同じ大きさ・同じ間隔になるように。速さはそのあとで上げます。
    • 16分音符を弾く手と、スタッカートを弾く手が入れ替わる箇所があります。流れる音符の色で、今どちらの手の番かを確認しましょう。
    • 速度を少しずつ(0.6倍→0.75倍→0.9倍)上げていくと、崩れずに仕上がります。
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  3. STEP 3

    第3番 牧歌

    ブルグミュラー初級0:52

    この曲で身につけること

    6/8拍子の牧歌。8分音符6つを「3つずつ2拍」で感じる、ゆったり揺れるリズムを学びます。

    練習のポイント

    • 「1・2・3、2・2・3」と数えるより、大きな2拍で揺れるように感じると音楽が流れます。
    • 設定でビートラインをオンにすると、拍の区切りが流れる音符に重なって見えます。
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  4. STEP 4

    第4番 小さな集会

    ブルグミュラー初級0:48

    この曲で身につけること

    「小さな集会」。にぎやかなおしゃべりのように、両手が短い音型を受け渡し合います。和音を含むスタッカートをそろえる練習です。

    練習のポイント

    • 2つ以上の音を同時に弾くときは、すべての音が同じ瞬間に鳴るように。ずれると流れる音符の着地と耳でわかります。
    • 受け渡しの箇所は、片方の手の終わりと次の手の始まりを一つのフレーズとしてつなげて聴きましょう。
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  5. STEP 5

    第5番 無邪気

    ブルグミュラー初級0:28

    この曲で身につけること

    「無邪気」。3拍子の軽やかな曲で、細かい音型や装飾を力まずに弾くための軽いタッチを身につけます。

    練習のポイント

    • 指先だけで弾こうとせず、手首を柔らかく保ちます。力が入ると軽さが失われます。
    • 装飾的な音は主要な音より小さく。主役の音がどれかを楽譜表示で確かめておきましょう。
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  6. STEP 6

    第6番 進歩

    ブルグミュラー初級0:30

    この曲で身につけること

    「進歩」。音階が中心の曲です。親指をくぐらせて手の位置を移す「指くぐり」を、両手で確かなものにします。

    練習のポイント

    • 指くぐりの瞬間に音が途切れたり大きくなったりしやすいので、そこだけをループで繰り返します。
    • 左右で音階が同時に進む箇所は、まず片手ずつ0.5倍速で。指づかいが決まってから合わせましょう。
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  7. STEP 7

    第7番 清らかな流れ

    ブルグミュラー初級0:23

    この曲で身につけること

    「清らかな流れ」。右手が小川の流れのような細かい音型を絶え間なく弾き続けます。分散した音型を均一に流す練習です。

    練習のポイント

    • 右手の音型は、手の形を変えずに指だけで弾ける範囲が多いので、手首を上下させないように。
    • 左手は流れの下で支える役です。右手だけで通せるようになってから、左手をそっと加えます。
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  8. STEP 8

    第8番 優美

    ブルグミュラー初級0:30

    この曲で身につけること

    「優美」。旋律を飾る装飾音(ターンなど)を、旋律の流れを止めずに優雅に入れる練習です。

    練習のポイント

    • 装飾音のある箇所を0.5倍速にして、何音で、どのタイミングで弾いているかを流れる音符で確認しましょう。
    • 装飾音は急いで詰め込まず、拍の中に収まる自然な速さで。
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  9. STEP 9

    第10番 やさしい花

    ブルグミュラー初級0:39

    この曲で身につけること

    「やさしい花」。2つの音をひとまとまりにする2音のスラーが続きます。1音目をやや重く、2音目を軽く抜く表現を学びます。

    練習のポイント

    • 2音目は手首を少し持ち上げながら離すと、自然に軽くなります。
    • 和音のスラーでは、すべての音を同じように抜けているか耳で確かめてください。
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  10. STEP 10

    第12番 別れ

    ブルグミュラー初級0:54

    この曲で身につけること

    「別れ」。イ短調の流れるような伴奏の上で、旋律をはっきりと浮かび上がらせる曲です。音の重さを弾き分ける練習になります。

    練習のポイント

    • 旋律の音だけを先に拾って弾き、どれが旋律かを体に覚えさせてから伴奏を加えます。楽譜表示で旋律の音を確認しましょう。
    • 伴奏の音は数が多いぶん、小さく保たないと旋律を覆ってしまいます。
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  11. STEP 11

    第15番 バラード

    ブルグミュラー中級1:23

    この曲で身につけること

    ハ短調の「バラード」。冒頭は左手が低音で旋律を弾き、右手が刻む和音がその上に乗ります。左手で旋律を歌い、ハ長調に変わる中間部との対比をつけます。

    練習のポイント

    • 冒頭は左手の色の音符が主役です。右手の和音は軽く短く、左手の旋律を邪魔しないように。
    • 曲の後半に冒頭の主題が戻ってきます。中間部とループを分けて練習すると、性格の違いがはっきりします。
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  12. STEP 12

    第18番 心配

    ブルグミュラー中級0:27

    この曲で身につけること

    「心配」。ホ短調で、落ち着きなく繰り返される短い音型が不安な気持ちを表します。前半で学んだ2音のスラーとスタッカートを、速めのテンポで使いこなします。

    練習のポイント

    • スラーの2音目とスタッカートは、どちらも短く切れますが性格が違います。0.6倍速でその違いを確かめましょう。
    • ここまで来たら、最初の「素直な心」に戻って弾いてみてください。手の動きがどれだけ変わったかがわかります。
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  13. STEP 13

    エリーゼのために

    ベートーヴェン初級2:11

    この曲で身につけること

    このコースの目標曲です。ブルグミュラーで身につけた旋律の歌い方、分散和音、スタッカート、2音のスラーがすべて詰まっています。右手の交互の音、左手の分散和音、ペダル、そして性格の違う中間部が待っています。

    練習のポイント

    • 最初の主題だけを先に仕上げましょう。曲中で何度も戻ってくるので、ここが弾ければ曲の半分近くを弾いたことになります。
    • 左手の分散和音から右手の旋律へ、音が途切れずに受け渡されるように。流れる音符で左右の色が交互に落ちてくる部分です。
    • 中間部は別の曲だと思って、ループで区切って一つずつ練習します。
    • 練習ノートに毎回の練習時間とメモを残すと、長い曲でも進み具合が見えて続けやすくなります。
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どのコースにも共通する進め方

  1. まず流れる音符で一度通して聴き、曲全体の形をつかみます。
  2. 速度を0.5倍前後まで落とし、片手ずつ音と指づかいを確認します。
  3. 難しい箇所は区間リピート(A-Bループ)で切り出し、止まらずに弾けるまで繰り返します。
  4. 両手で合わせ、速度を少しずつ元に戻していきます。
  5. 練習ノートに時間と気づきを記録すると、次に弾くときの手がかりになります。

ほかのコース

初級9曲 · 演奏時間 約8分

導入教本のあとに弾く、定番の小品

バッハのメヌエット、シューマンとチャイコフスキーの「子供のためのアルバム」、そしてクレメンティのソナチネへ。

  1. 子どものためのアルバム Op.68 第1番「メロディー」
  2. メヌエット ト長調 BWV Anh.114
  3. メヌエット ト短調 BWV Anh.115
  4. 子どものためのアルバム Op.68 第2番「兵士の行進」
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中級10曲 · 演奏時間 約23分

ソナチネとインヴェンションから、モーツァルトのソナタへ

クーラウ、ベートーヴェン、バッハ、ショパン。中級の定番曲を経て、モーツァルトのソナタ K.545を全楽章仕上げます。

  1. ソナチネ Op.20-1 第1楽章
  2. ピアノソナタ第20番 Op.49-2 第2楽章
  3. ピアノソナタ第20番 ト長調 Op.49-2 第1楽章
  4. インヴェンション 第1番 ハ長調
  5. …
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