説明
水辺で尾を振りながら短く飛び跳ねる小鳥、せきれいを題にした曲です。「25の練習曲」作品100の第11曲にあたります。鳥を描いた音楽は昔から数多くありますが、ブルグミュラーはその動きを、素早く軽い音型の反復という具体的な技術課題に置き換えています。
細かい音型が絶え間なく跳ね続け、ハ長調の2拍子で20秒あまりの中に240を超える音が詰め込まれています。1秒あたりの音数はこの曲集でも最多の部類で、休符はほとんどありません。全体を通して音量は抑えられ、小鳥の軽さが保たれます。
素早い連続音を軽いタッチで弾き切ることが求められます。曲が短いぶん、一音のもたつきも目立ちます。指を高く上げず、鍵盤の近くで小さく動かすこと、そして打鍵のあと力を残さずすぐに抜くことが要点。テンポを上げる前に、跳ねる音型だけを取り出して、粒のそろい方を耳で確かめるとよいでしょう。
ブルグミュラーが作曲した初心者向けの練習曲集。曲ごとに標題が付き、技術と音楽表現を同時に学べる定番教材
「25の練習曲 Op.100」の曲一覧を見る →楽譜提供: Mutopia Project
作曲家について
ヨハン・ブルグミュラー (1806-1874)
ドイツに生まれ、後半生をパリで過ごした作曲家です。バレエ音楽「ラ・ペリ」の作曲でも知られますが、今日最も親しまれているのは「25の練習曲」Op.100に代表される教育用ピアノ曲集で、初学者にも弾きやすい親しみやすい旋律が特徴です。本サービスでは、「素直な心」「アラベスク」をはじめ、25の練習曲 Op.100の第1番から第18番を収録しています。
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