説明
ポーランド風の3拍子の舞曲を、ショパンの作品に見られる華やかな様式より前の、穏やかで品のある姿で聴かせるポロネーズです。フランス組曲第6番ホ長調BWV 817では、ガヴォットとブーレの間に置かれています。ポロネーズは18世紀前半のドイツで流行した舞曲で、アルマンドやクーラントのような伝統的な組曲の舞曲には含まれず、この組曲に当時の流行を取り入れた新しい色を加えています。
ホ長調、4分の3拍子の落ち着いた舞曲で、前半・後半を繰り返す二部形式です。音域はC#2からB5まで、約88秒で590音と、組曲の中では演奏時間の長い舞曲の一つです。
中級の曲で、指の速さよりも3拍子の中で拍の重さを整える力が問われます。メヌエットやサラバンドと同じ3拍子でも性格が違うため、組曲の他の3拍子の楽章と聴き比べると違いがつかみやすくなります。再生速度を落としてリズムの形を確かめ、A-Bループで一つのフレーズを繰り返しながら、旋律の歌わせ方を整えてください。
バッハが作曲した6つの鍵盤楽器のための組曲。バロック時代の舞曲形式を優雅に取り入れた作品群
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作曲家について
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (1685-1750)
ドイツ・バロック音楽を代表する作曲家で、音楽一家バッハ家に生まれ、ライプツィヒの聖トーマス教会カントルを長く務めました。対位法の頂点を極めた作曲技法で知られ、「平均律クラヴィーア曲集」や「インヴェンション」など鍵盤音楽の基礎を築きました。本サービスでは、「アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳」のメヌエットやポロネーズ、インヴェンションとシンフォニア、平均律クラヴィーア曲集のフーガなどを収録しています。音楽帳の小品は BWV Anh.(付録)の番号で目録に入っていますが、ペツォールトのメヌエットのように他の作曲家の作品や作者不詳の曲も多く、多くの曲のページで作者についての現在の見方を記しています。
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