説明
「ストレニュアス・ライフ(奮闘的生活)」は、セオドア・ルーズベルトが1899年の演説で説き、翌年の著作の題ともなった言葉です。1902年のこのラグは、当時の政治的な流行語をそのまま曲名にしたもので、ジョプリンのラグが同時代の空気と地続きだったことを示す一例です。
ハ長調から始まり、楽節ごとに調を移しながら進みます。音数はジョプリンのラグの中では少ない部類で、書法も比較的すっきりしています。右手のシンコペーションは複雑さよりも歯切れのよさを狙っており、題名から想像されるような激しさはなく、むしろ明るく軽快な曲想です。
ジョプリンの作品の中では取り組みやすい中級曲で、ラグタイムのリズムを覚えるのに向いています。右手が拍の裏に入る位置を、口で数えながら確認しておくこと。左手を機械のように正確に保ったまま、右手だけがずれている状態を作れれば、この様式は身についたと言えます。
スコット・ジョプリンを中心とした、シンコペーションを効かせたアメリカ発祥のラグタイム音楽を収録。ジャズ誕生の土壌となった軽快なジャンル
「ラグタイム」の曲一覧を見る →楽譜提供: Mutopia Project
作曲家について
スコット・ジョプリン (1868-1917)
アメリカ・テキサス州に生まれたアフリカ系アメリカ人の作曲家で、「ラグタイムの王」と呼ばれています。シンコペーションを効かせた軽快なリズムと洗練された和声を融合させ、「メイプルリーフ・ラグ」の大ヒットによりジャンルを一躍全国的に広めました。本サービスには「ジ・エンターテイナー」や「イライト・シンコペーションズ」など18曲を収録しています。
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