説明
スコット・ヘイデンとの4曲の共作のうちの一つで、師弟というより対等な仕事仲間として書かれたラグです。出版は1903年。ジョプリンはこの時期セントルイスに住み、オペラ《ゲスト・オブ・オナー》の上演に失敗して経済的に追い詰められていきますが、ラグの筆は止まっていません。
書法は簡潔で、ジョプリンの作品の中では音数が最も少ない部類に入るヘ長調の曲です。旋律は反復を基本に組み立てられ、楽節の切り替わりがはっきりしているため、初めてラグタイムに触れる人にも構成が追いやすくなっています。
音の少なさでいえば、このカタログのジョプリン作品の中で最も取りかかりやすい中級曲です。左手の低音の跳躍距離も比較的狭く、腕の移動が小さくて済みます。まずはこの曲で、左手を一定に保ちながら右手を拍から外す感覚をつかむのがよいでしょう。
スコット・ジョプリンを中心とした、シンコペーションを効かせたアメリカ発祥のラグタイム音楽を収録。ジャズ誕生の土壌となった軽快なジャンル
「ラグタイム」の曲一覧を見る →楽譜提供: Mutopia Project
作曲家について
スコット・ジョプリン (1868-1917)
アメリカ・テキサス州に生まれたアフリカ系アメリカ人の作曲家で、「ラグタイムの王」と呼ばれています。シンコペーションを効かせた軽快なリズムと洗練された和声を融合させ、「メイプルリーフ・ラグ」の大ヒットによりジャンルを一躍全国的に広めました。本サービスには「ジ・エンターテイナー」や「イライト・シンコペーションズ」など18曲を収録しています。
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