説明
競馬・野球・フットボール・ヨットの四つの場面を表紙に描いたラグで、題名の「勝ち馬たち」はスポーツの賭けを指しています。1901年にジョプリンが自ら出版し、「ラグタイム・ツーステップ」という副題のとおり、当時の社交ダンスの伴奏としても売られました。1973年の映画《スティング》でもこの曲が使われています。
四つの楽節が並び、変イ長調で始まって後半は下属調の変ニ長調へ移ります。旋律は音階を駆け上がる型と跳ねる型が交互に現れ、ジョプリンのラグの中では比較的おおらかな表情を持ちます。約5分と、彼の作品の中では長い部類に入ります。
左手の低音と和音の交替が全曲にわたって続く中級曲なので、腕の使い方を早い段階で決めておくと持ちます。手首を固めず、低音へ落として和音で戻る往復運動として覚えること。右手のシンコペーションは、左手が正確であってはじめて効果を持ちます。
スコット・ジョプリンを中心とした、シンコペーションを効かせたアメリカ発祥のラグタイム音楽を収録。ジャズ誕生の土壌となった軽快なジャンル
「ラグタイム」の曲一覧を見る →楽譜提供: Mutopia Project
作曲家について
スコット・ジョプリン (1868-1917)
アメリカ・テキサス州に生まれたアフリカ系アメリカ人の作曲家で、「ラグタイムの王」と呼ばれています。シンコペーションを効かせた軽快なリズムと洗練された和声を融合させ、「メイプルリーフ・ラグ」の大ヒットによりジャンルを一躍全国的に広めました。本サービスには「ジ・エンターテイナー」や「イライト・シンコペーションズ」など18曲を収録しています。
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