説明
モーツァルトの作品に基づく2曲目で、メヌエットです。クレメンティの教本 Op.42 には同じ作曲家から複数の曲が採られており、アリエッタと同じヘ長調で並べられたこの曲は、歌の曲と舞曲の違いを同じ手の位置で聴き比べる教材になっています。
ヘ長調の3拍子。396音、1分ほどの小品です。アリエッタより音数が多く、右手の動きも細かくなります。メヌエットらしく拍の頭が明確で、左手は3拍子を刻む役に徹しています。変記号は一つだけで、指の位置は比較的取りやすい調です。
初級レベル。同じ調のアリエッタと続けて弾くと、8分の6拍子の歌と3拍子の舞曲では、同じ「揺れ」でも重心の置き方が違うことが体で分かります。3拍を均等に並べず、1拍目を支点にしてフレーズを運ぶこと。
クレメンティが1801年に出版したピアノ教本。バロック・古典派の名曲をピアノ独奏用に編曲した50のレッスンからなる
「ピアノ演奏法の芸術 Op.42」の曲一覧を見る →楽譜提供: Mutopia Project
作曲家について
ムツィオ・クレメンティ (1752-1832)
イタリア・ローマに生まれ、若くしてイギリスに渡り、ロンドンを拠点にピアニスト・作曲家・楽器製造業者として活躍しました。「ピアノ奏法の父」とも呼ばれ、教則本「グラドゥス・アド・パルナッスム」やソナチネ集は今日も学習者の定番教材となっています。本サービスでは、「きらきら星」の主題やハイドン・モーツァルトの旋律を用いた教本 Op.42の小品と、ソナチネ Op.36-1の楽章を収録しています。
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