説明
モーツァルトの作品に基づく一曲です。1801年にこの教本が出版されたとき、モーツァルトの死から10年が経っていました。クレメンティは1781年、ウィーンで皇帝ヨーゼフ2世の前でモーツァルトと鍵盤の腕を競ったことがあり、二人は互いを知る間柄でした。
ヘ長調の8分の6拍子。248音、1分ほどの小品です。「アリエッタ」は小さな歌という意味で、題名どおり、旋律を素直に歌わせることだけを目的にした曲です。8分の6拍子の揺れが、歌のリズムをそのまま支えています。
初級レベル。8分の6拍子は1小節を2つの大きな拍として感じると、歌の呼吸に合います。6つ数えると音楽が刻まれすぎて、アリエッタの流れが出ません。右手の旋律は一息で歌える単位に区切り、その区切りに合わせて左手も呼吸させること。
クレメンティが1801年に出版したピアノ教本。バロック・古典派の名曲をピアノ独奏用に編曲した50のレッスンからなる
「ピアノ演奏法の芸術 Op.42」の曲一覧を見る →楽譜提供: Mutopia Project
作曲家について
ムツィオ・クレメンティ (1752-1832)
イタリア・ローマに生まれ、若くしてイギリスに渡り、ロンドンを拠点にピアニスト・作曲家・楽器製造業者として活躍しました。「ピアノ奏法の父」とも呼ばれ、教則本「グラドゥス・アド・パルナッスム」やソナチネ集は今日も学習者の定番教材となっています。本サービスでは、「きらきら星」の主題やハイドン・モーツァルトの旋律を用いた教本 Op.42の小品と、ソナチネ Op.36-1の楽章を収録しています。
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