説明
ハイドンの緩やかな旋律をクレメンティが教育用に書き直した一曲です。歌うようなフレーズが続くため、指の運動よりも音のつながりや呼吸を意識した演奏が求められます。48秒という短さながら、レガート奏法や強弱の付け方を学ぶ入り口として設計されており、古典派特有の均整の取れた構成も感じ取れます。単純な旋律であるほど、一音一音の重さやフレーズの終わり方が演奏の印象を大きく左右する、という基本を学べる好例です。
クレメンティが1801年に出版したピアノ教本。バロック・古典派の名曲をピアノ独奏用に編曲した50のレッスンからなる
楽譜提供: Mutopia Project
作曲家について
ムツィオ・クレメンティ (1752-1832)
イタリア・ローマに生まれ、若くしてイギリスに渡り、ロンドンを拠点にピアニスト・作曲家・楽器製造業者として活躍しました。「ピアノ奏法の父」とも呼ばれ、教則本「グラドゥス・アド・パルナッスム」やソナチネ集は今日も学習者の定番教材となっています。本サービスには童謡の変奏やハイドン・モーツァルトの旋律を用いた小品など36曲を収録しています。
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