説明
J・S・バッハの作品に基づく2曲目で、ポロネーズと題されています。ポロネーズはポーランドに起源を持つ3拍子の行進風の舞曲で、18世紀のドイツでは宮廷音楽の一様式として広く書かれました。ショパンが一世紀後にこの舞曲を民族の表現へ変える、その前史にあたる時期の音楽です。
ホ長調の3拍子。286音、45秒ほどの小品です。前のメヌエットと同じ調で並べられており、生徒が同じ手の位置のまま、拍子の性格の違いだけを聴き比べられるようになっています。舞曲らしく、拍の頭がはっきり刻まれる書法です。
初級レベル。メヌエットと弾き比べると、同じ3拍子でも重心の置き方が違うことが分かります。ポロネーズは1拍目を強く踏み込み、そこから前へ進む舞曲です。フレーズの終わりで急がず、拍の重さを保ったまま収めること。
クレメンティが1801年に出版したピアノ教本。バロック・古典派の名曲をピアノ独奏用に編曲した50のレッスンからなる
「ピアノ演奏法の芸術 Op.42」の曲一覧を見る →楽譜提供: Mutopia Project
作曲家について
ムツィオ・クレメンティ (1752-1832)
イタリア・ローマに生まれ、若くしてイギリスに渡り、ロンドンを拠点にピアニスト・作曲家・楽器製造業者として活躍しました。「ピアノ奏法の父」とも呼ばれ、教則本「グラドゥス・アド・パルナッスム」やソナチネ集は今日も学習者の定番教材となっています。本サービスでは、「きらきら星」の主題やハイドン・モーツァルトの旋律を用いた教本 Op.42の小品と、ソナチネ Op.36-1の楽章を収録しています。
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