説明
クープランの旋律にもとづくアレグロで、フランス・バロックの軽やかな装飾性を感じさせます。クレメンティはこれを教材集Op.42に取り入れ、初心者が指の分離やリズムの正確さを学べるようにまとめました。59秒・374音とやや音数の多い曲ですが、跳ねるような動きを崩さずに弾き進めることが聴きどころです。速度を上げすぎず、一つひとつの音型をはっきり発音する意識が、この曲の軽快さを損なわないコツになります。
クレメンティが1801年に出版したピアノ教本。バロック・古典派の名曲をピアノ独奏用に編曲した50のレッスンからなる
楽譜提供: Mutopia Project
作曲家について
ムツィオ・クレメンティ (1752-1832)
イタリア・ローマに生まれ、若くしてイギリスに渡り、ロンドンを拠点にピアニスト・作曲家・楽器製造業者として活躍しました。「ピアノ奏法の父」とも呼ばれ、教則本「グラドゥス・アド・パルナッスム」やソナチネ集は今日も学習者の定番教材となっています。本サービスには童謡の変奏やハイドン・モーツァルトの旋律を用いた小品など36曲を収録しています。
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