説明
4つの即興曲Op.90の第1番、ハ短調です。1827年に作曲された晩年の作品で、行進曲風の力強い主題と、変ホ長調へ転じる抒情的な中間部との対比が印象的です。演奏時間は9分半近くに及び、音数も4995個ほどと多いため、繰り返し現れる主題を音色や強弱の変化で描き分ける構成力が問われます。上級レベルの技術が前提となる規模の大きな作品で、長い時間軸の中で緊張感を保ち続ける集中力も欠かせません。主題が姿を変えて戻ってくるたびに、新しい表情を見せられるかが鍵になります。
特定の曲集に属さない単独のピアノ小品を集めたカテゴリ。多彩な性格を持つ作品が391曲並び、気軽に聴き比べられる
楽譜提供: Mutopia Project
作曲家について
フランツ・シューベルト (1797-1828)
ウィーンに生まれた作曲家で、わずか31歳で世を去りながら、歌曲(リート)を中心に膨大な作品を残しました。旋律の美しさと転調の妙で知られ、「魔王」などの歌曲は今日でも広く歌われています。ピアノ曲でも「即興曲集」など叙情性豊かな作品を残しています。本サービスには即興曲や「魔王」、「ハンガリー風の旋律」など120曲を収録しています。
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