説明
ピアノ小品 イ長調 D.604は、1818年に書かれた小品です。落ち着いた明るさをたたえた旋律が中心となり、過度な技巧を避けた素直な書法が特徴で、シューベルトの初期ピアノ作品らしい親密な雰囲気を持っています。中間部にわずかな短調の陰りを見せつつ、全体として穏やかな性格を保ち続ける構成です。演奏時間は5分ほど、音符数は1500を超え、抑制の効いた表現の中で歌心を保つ繊細な弾き分けが上級者に求められます。
特定の曲集に属さない単独のピアノ小品を集めたカテゴリ。多彩な性格を持つ作品が391曲並び、気軽に聴き比べられる
作曲家について
フランツ・シューベルト (1797-1828)
ウィーンに生まれた作曲家で、わずか31歳で世を去りながら、歌曲(リート)を中心に膨大な作品を残しました。旋律の美しさと転調の妙で知られ、「魔王」などの歌曲は今日でも広く歌われています。ピアノ曲でも「即興曲集」など叙情性豊かな作品を残しています。本サービスには即興曲や「魔王」、「ハンガリー風の旋律」など120曲を収録しています。
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