説明
1813年、16歳のシューベルトが手がけた初期の作品です。「小さな葬送音楽」の名の通り、重々しい歩みを刻む短調の旋律が全体を貫き、若さの中にも早熟な深い哀愁を感じさせます。同じ動機を繰り返しながら和声の色彩を変化させていく手法には、後年の劇的な作品群に通じる萌芽も感じられます。演奏時間は7分ほどで音数も多く、抑制されたテンポの中で緊張を保ち続ける集中力が求められる一曲です。
特定の曲集に属さない単独のピアノ小品を集めたカテゴリ。多彩な性格を持つ作品が391曲並び、気軽に聴き比べられる
作曲家について
フランツ・シューベルト (1797-1828)
ウィーンに生まれた作曲家で、わずか31歳で世を去りながら、歌曲(リート)を中心に膨大な作品を残しました。旋律の美しさと転調の妙で知られ、「魔王」などの歌曲は今日でも広く歌われています。ピアノ曲でも「即興曲集」など叙情性豊かな作品を残しています。本サービスには即興曲や「魔王」、「ハンガリー風の旋律」など120曲を収録しています。
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