説明
第10番はト長調で、片方の声部が絶えず動き続ける快活な性格を持つ。曲自体は短いが、その中に600ものノートが詰め込まれており、速いパッセージを崩さずに弾き切る安定した運指が必要となる。もう一方の声部は対照的に落ち着いた動きを保ち、両者の対比が曲全体の推進力を生み出している。上級者向けとされるのは、この密度の高さと軽やかさを同時に両立させる難しさによるものだろう。
バッハが息子の音楽教育のために作曲した15曲からなる2声の対位法練習曲集。BWV772-786
作曲家について
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (1685-1750)
ドイツ・バロック音楽を代表する作曲家で、音楽一家バッハ家に生まれ、ライプツィヒの聖トーマス教会カントルを長く務めました。対位法の頂点を極めた作曲技法で知られ、「平均律クラヴィーア曲集」や「インヴェンション」など鍵盤音楽の基礎を築きました。本サービスには多数のコラール編曲やアリアを含む229曲を収録しています。
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