説明
同じインヴェンション集の第7番はホ短調で書かれ、明朗な第6番とは対照的に、やや憂いを帯びた表情を見せる。短い曲ながら密度の高い音符運びが続き、速いテンポの中で両声部を正確に噛み合わせる技術が試される。両手が短い音型を絶えず追いかけ合う様子に耳を澄ませると、対位法特有の緊密さがより際立って感じられる。上級者向けとされているのは、コンパクトな構成の中に凝縮された運動性の高さゆえだろう。
バッハが息子の音楽教育のために作曲した15曲からなる2声の対位法練習曲集。BWV772-786
作曲家について
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (1685-1750)
ドイツ・バロック音楽を代表する作曲家で、音楽一家バッハ家に生まれ、ライプツィヒの聖トーマス教会カントルを長く務めました。対位法の頂点を極めた作曲技法で知られ、「平均律クラヴィーア曲集」や「インヴェンション」など鍵盤音楽の基礎を築きました。本サービスには多数のコラール編曲やアリアを含む229曲を収録しています。
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