説明
ピアノソナタ ヘ短調 D.625は、1818年に書かれたソナタです。短調の中にも古典的な明快さを保った構成を持ち、ヘ短調特有の切迫感と、緩徐楽章での温かい歌謡性が対照をなしています。演奏時間22分ほど、音符数も1万2千を超える規模で、緊張と弛緩の入れ替わりを的確に描き出す表現力が求められる上級者向けの作品です。長大な楽章を通して集中力を切らさず、劇的な起伏を説得力ある構成美へとまとめ上げる力量が問われます。
ベートーヴェンの初期作品をはじめ、古典派・ロマン派を代表するピアノソナタを収録。複数楽章にわたる本格的な作品が並ぶ
作曲家について
フランツ・シューベルト (1797-1828)
ウィーンに生まれた作曲家で、わずか31歳で世を去りながら、歌曲(リート)を中心に膨大な作品を残しました。旋律の美しさと転調の妙で知られ、「魔王」などの歌曲は今日でも広く歌われています。ピアノ曲でも「即興曲集」など叙情性豊かな作品を残しています。本サービスには即興曲や「魔王」、「ハンガリー風の旋律」など120曲を収録しています。
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