説明
右手の3度の重音が、16分音符で途切れなく続きます。ニ長調、3/4拍子です。「嬰ヘとイ」「ホとト」「ニと嬰ヘ」のように、同じ3度を何度か打つ形と、3度のまま音階のように上下する形があり、右手の音の多くが2音同時です。左手は4分音符の低音や和音に16分音符の動きを交えて支えます。演奏時間は約14秒、音数は165です。
本サイトに収録した作品821の番号のなかでは、この曲だけがニ長調で書かれています。曲集は全160曲あり、第19番はまだ前半の入り口にあたります。
初級向けとされていますが、3度の重音を速く弾くのは、ピアノの技術の中でも難しいものの一つです。2つの音が同時に鳴らないと濁って聴こえるので、指の高さをそろえることが大切です。最初は再生速度を大きく落とし、片手ずつ確かめてください。楽譜表示で3度の並びを見ると、指使いを考えやすくなります。音域はA2からA6で、61鍵の電子ピアノに収まります。
ツェルニーが作曲した160曲からなる練習曲集で、各曲がわずか8小節にまとめられているのが特徴。短時間で特定の技術に集中して取り組めるため、初心者が基礎テクニックを効率よく身につけるのに適している。
「8小節の練習曲 Op.821」の曲一覧を見る →楽譜提供: Mutopia Project
作曲家について
カール・ツェルニー (1791-1857)
ウィーンに生まれ、ベートーヴェンに師事し、後にリストを教えたことでも知られるピアニスト・作曲家です。生涯に800を超える作品番号を持つ膨大な数のピアノ練習曲を残したことで有名で、その体系的な教育的作品群は今日も世界中のピアノ学習で広く用いられています。本サービスでは、「160の8小節練習曲」Op.821と「全調による段階的な50の練習曲」Op.840からの抜粋を収録しています。
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